第2回 神奈川県環境科学センター
       スキルアップ講座の概要
  開催日時:2014年(平成24年)12月11日(木) 13時30分〜15時30分

神奈川県環境科学センターにおける2014年第2回スキルアップ講座として、独立行政法人、国立環境研究所、主席研究員、五箇公一先生による講演「なぜ外来種は増え続けるのか〜生物多様性の歴史の崩壊」が開催されました。

出席者は38名(神奈川県環境科学センターの職員を除く)で、この内、神奈川県環境学習リーダー会会員は2/3でした。

 講演概要は次のとおり。
 アライグマの様な外来哺乳類からデング熱ウィルスの様な外来感染症に至るまで、生物多様性および人間生活を外来生物は幅広く、さらに外見上に大きな差が無くても遺伝子的には異なる外来種や目に見える動植物に付随して侵入してくる微小、極微小生物も問題である。
 本来、地球上の生物は生態系というシステムの中でエネルギーのやり取りと物質循環を行い、その生息数のバランスをそれぞれの地域で固有に取ってきた。この長い歴史のバランス、自然循環システムを逸脱した生活を人間が送るようになって、生物の生息環境の悪化を招いており、外来種は増え続け、一方では固有生物種の減少速度も生物の歴史上かって無い程速くなっている。その具体例を五箇講師の研究成果を中心に具体的な説明があった。

 これらの幅広い意味での地域性も考慮した外来種の侵入を防止することが極めて重要であり、我々の今後の環境保全活動において、個人レベル、国家レベル、地球レベルで持続利用型に発想の転換と推進が求められている。


                                      報告:理事 吉田 榮一

五箇公一先生の講義風景